身近な存在の紙ですが、ひとくちに「紙」といっても、その種類は特性や用途によって様々に分類することができます。素材・厚み・色・機能・表現・適性そしてコストなど・・。ここでは洋紙をメインにその基本的な材質を分類しました。それぞれのの特徴を知ることで、使用目的に応じたそれぞれの特性を生かした幅広い選択が可能になります。
アート紙 両面アート/すき上がった上質紙の両面に白土などを塗り(20g/m2)、高圧でプレスしたもの。表面が均一で光沢があり、印刷適性が高い。つや消しのマットアート、更に白土の塗布量を増したスーパーアートなどがある。
片面アート/片面のみ塗被加工したもの。性質はアート紙と同じ。
アートポスト/両面アートの厚い紙。絵ハガキに多く使われたことから由来する。
ロストン/マット調アート紙の一種。落ち着いた感じがでる。
キャストコート/超高圧をかけ、表面に鏡のようなコーティングをほどこした紙。平滑性にすぐれ、アート紙よりも印刷効果が高い。
コート紙 上質紙をすく途中で白土を塗り(15g/m2程度)、高圧をかけて表面を平らにした紙。アート紙よりやや発色効果が弱い。
軽量
コート紙
コート紙と同じ製法で、白土の塗布量は10g/m2程度。紙の持つ自然な風合いを損なわず、適度な印刷特性を持っている。(白土の塗布量が5g/m2以下は微塗工紙)
上質紙 化学パルプが100%で、丈夫で白く、最も標準的な紙。
書籍用紙 書籍の専門用紙。表裏の差が少なく、ソフトな手触りで不透明度が高く、厚みのある紙。
中質紙 化学パルプが70%以上。残りは砕木パルプ。丈夫さ、白さが上質紙に比べてやや劣る。
更紙 化学パルプが40%以下、繊維は弱く、日光に当たると黄変する。
グラビア紙 湿らせた中質紙を、強圧をかけて、表面をつるつるに仕上げたグラビア印刷専用の紙。
ケント紙 強度の高いパルプを使い、表面を平滑にした紙。湿気などによる伸縮が少ない。
ファンシー
ペーパー
特殊な抄造工程によって抄かれた、紙の総称。パルプに染料や色染めした毛繊維を混ぜる・すき工程で、染料などを散布する・すき網加工でつくった模様を超高圧をかけて変化させる、など。
色上質紙/上質紙のパルプに、染料を混ぜた色彩付きの上質紙。
合成紙 合成樹脂で作られた紙。耐水性があり、通気性がなく、特殊な可塑性を持っている。
クロス 製本材料で表装材に用いられる。亜麻や綿を主材にした布クロスと、紙を加工した紙クロスがある。
和紙 こうぞ、雁皮などのじん皮をたたいて繊維をとりだし、すき上げたもの。てん料やサイズ料をほとんど使わないため、一般的には印刷適性が少ない。
板紙 木材、科学パルプ、砕木パルプ、わらパルプ、古紙などを配合した厚い紙の総称。
吸い取り紙 木綿ボロや化学パルプを遊離状にし、にじみどめをいれない、インキを吸い取らせるための紙。
グランシー
ペーパー
パルプを長時間、粘りが出るまでたたき、すき上げたあと、湿らせて強圧をかけた透明で丈夫な薄紙。
インディアン
ペーパー
麻類を原料にして、てん料を多く加えた、薄くしなやかで不透明度が高い紙。
裏カーボン タイプライターや鉄筆で複写するため、裏にカーボンが塗ってある紙。
ノーカーボン カーボンを用いず、紙に塗られた小さなカプセルを鉄筆などの圧力で壊すことで色が出る紙。
模造紙 サルファイトパルプが主体になっている丈夫な紙。(白土は未混入)
さらし
クラフト紙
クラフトパルプを主体にした丈夫な紙。
純白ロール 片ツヤの包装用紙。さらしたサルファイトパルプをすいたもの。
エンボス 紙が完成した後、梨地などの地紋を型押し加工したもの。あらゆる種類の紙に用いられる。
プロフィール インフォメーション ラーニング 楽屋裏 ホーム